おかあさんスイッチの使いかた(ローコストTOEICにトライ中)

ワーキングマザー生活も早、9年目?母スイッチ・妻スイッチ・会社員スイッチ、そして自分スイッチの使い方を日々考えてます。

派遣社員のリスク:キャリアをどう積むか

ワーキングマザー関連の話としてこの「派遣社員」シリーズを書いていますが、これはどちらかというと20代あたりの若い層に聞いてほしい話かも。

正社員には大抵、半期に一度ぐらいのペースで上長との評価面談があります。
今半期の目標を定め、それを振り返る。評価はボーナスや昇給、昇進に関わる。
主たる業務の合間に行われるこの面談は、気が重かったり、仕事が忙しくてそれどころじゃないのに!と面倒くさかったりすることもあります。
また、どうせ評価されないんだろうな、とわかっていると、もう憂鬱で仕方ない。(例:去年のわたくし…)

ただ、給料やボーナスの行方はどうあれ、一定期間の自分の活動を振り返ったり、これからキャリアアップのためにどんなことをしていくべきかを考える機会ではあったと思う。

上長のアドバイスが役に立つかは、運次第。
まっとうな職場&上長であれば、自分に足りない点を指摘してもらえる。
(本当にまっとうな上長であれば、良いところも言ってくれる)
社員の成長は会社の業績につながるから、業界で役に立つ資格試験を勧められたり、求められる人材の要素を示されたりといったことがある。
んなこと知っとるわ!!!
仕事無茶ブリが多すぎるから勉強する暇がないんじゃあ!
といいたくなることも多いけどね。

そして、評価面談自体は個人間で行われるけど、他の社員との差はわかってくる。
営業なら社員同士、あるいはチームの業績は報告の場で比べられる。
私がいたシステム開発の業界だと、プロジェクトの進捗や、その収益率などが見える数字。
そして昇進具合。昇進というのは何も「○○長に抜擢」とかだけじゃなくて、重要な仕事を任されるとか、そういうところにも現れてくる。

つまりは、自分の課題について考える機会が多い。

派遣になると、こういう機会がないんだよね。
自分の成長にメリットがある人は、基本的には自分しかいないから、誰も面倒みてくれない。

派遣会社によっては、キャリア相談のサービスはある。でも少なくとも私が今属している派遣会社(それなりに大手)では、そういったケアはあまりなさそう。もちろん私がそういうの不要そうだから提案してないだけで、もっと若い年代には提供しているのかもしれないけれど。*1

前述の通り、真っ当な職場だと責任が軽いので、失敗して責められることは少ない。これは楽なようで、成長しにくい立場だなと思うのです。
そしてそのこと自体に気がつきにくい。若いときほど。
私は正社員歴がそこそこあるので「うわー違うなー!」と驚いたけど、たとえば正社員での就職ができなくて派遣社員になっている人は、気づかないか、あるいは何が違うのかわからない。
これは、ちょっと深刻なんじゃないかなあ。

次回、キャリアアップの実際について考えてみます。

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*1:これは無理もないことではある。派遣会社は、属する人員のスキルが多少アップする分には搾取できるマージンが増えるけど、それ以上頑張って正社員になったら、派遣できる人員が減るだけだからね