時短勤務正社員から、派遣社員になるということ(1)雇用形態
ワーキングマザーにとって、正社員というポジションはありがたいもの。
産休育休が比較的取りやすく、時短勤務も選択しやすく、制限はありながらもキャリアを積み、育児が終わったら産前の仕事に戻ったり、あるいは他の部署異動も含めて働き続けることができる。
私も、産休育休を取らせてくれて時短勤務もさせてくれた前職場に大変感謝していますが、ただ今のところ、やっぱり派遣社員になったことは正解だったと思っています。って、たった数ヶ月しか経ってないけどね!
もちろん、正社員として上手く行っている人はそのまま頑張ればいいと思うのですが
「ちょっとこのままではやっていけないな」
あるいは
「やっていけてるけど他の選択肢も考えたいな」
っていう人は他にもいると思う。
せっかく派遣社員になったわけなので、どんなところが違うのか書いておこうかと思います。しばらく経つと、最初何が疑問だったか忘れちゃうしね。
まず、雇用形態について。
派遣会社に登録して仕事を探すのだ、ということはわかっていたけど、契約としてどういう形になるのか、知らない人もいるんじゃないでしょうか。
まず派遣会社に登録しますが、仕事が見つかるまでは「ただ登録している人」です。
仕事が決まったら、雇用契約自体は
働く人⇔派遣会社
で結びます。つまり、派遣会社に属するわけです。
派遣会社⇔企業
の間で、必要なスキルの提示と、スキルにマッチした人材の紹介があり、契約がなされます。
企業は派遣会社に契約に則った費用を支払い、派遣会社は、いろんな費用を差し引いた上で、働く人に給与を支払います。
ここでいういろんな費用とは、
・派遣会社運営に必要な経費
-派遣会社の社員人件費
-設備費用
・有給休暇など福利厚生にかかる経費
など。
えーそんなに取られるのー?と思ってしまいがちですが、逆に言うと、
・派遣会社の営業が取ってきた企業の求人情報に応募できる
・派遣会社社員に、勤務先企業と労働条件を交渉してもらう
・派遣会社に、就業中のフォローサービスをしてもらう
・派遣会社の開くスキルアップ講座等を受講する
などのサービスを受けることができる。
雇用保険や、社会保険(健康保険、介護保険、年金)は、派遣会社の社員として入る形になります。
私は昔、外注のSEとして大手企業に常駐勤務をしてました。自分が属している会社には、保険などの総務手続きでしか関わらない状態。なんかその頃に似ているなあって思いましたね。
ちなみに紹介予定派遣とか請負契約とか、ちょっと違う種類のものも派遣会社によっては扱っていますが、ここでは一旦置いておきます。
ともあれ、上記のような雇用形態である以上まずは派遣会社に登録をするわけですが、これがちょっとやっかいなんだよね。
次回は派遣会社の選び方について書いてみます。