おかあさんスイッチの使いかた(ローコストTOEICにトライ中)

ワーキングマザー生活も早、9年目?母スイッチ・妻スイッチ・会社員スイッチ、そして自分スイッチの使い方を日々考えてます。

他の親子だとわかる、ネガティブ・ストローク

先日、公共施設のプレイルームで子ども遊んでいたときのこと。
5歳の女の子と2歳くらいの男の子のきょうだいを連れたお母さんが入ってきました。
きょうだいは遊びだし、女の子はおままごと、男の子は車のおもちゃ(乗りこむことができる大きいやつ)で遊び出す。
しばらくすると、弟の車おもちゃが羨ましくなったらしいお姉ちゃん。
自分が乗る、と奪い取ろうとし始める。
嫌がって騒ぐ弟。
やれやれと、お母さんが止めに入る。
「もう五歳のお姉ちゃんでしょ!」
叱られると、大声で泣き出すお姉ちゃん。
ここまでは、よくあるかと。

しかしこれが、何度も続く。
弟が遊んでいるものにお姉ちゃんが手を出す。
だんだん弟も、取られることを警戒して暴れて抵抗するから、もめるまでが早くなる。

お母さんは一層不機嫌になり、介入のたびに叱る声が大きくなる。
そしてお姉ちゃんに、こう怒鳴った。
「なんでそうやって言うこと聞かないの!前もそんなだったからパパが怒って、ここに連れてくるの嫌だって言われたんでしょ!」
火がついたように、もはやパニック気味に泣いてるお姉ちゃん。

他の子は比較的静かに遊んでいるので、特に聞き耳を立てているわけじゃないけど全部耳に入るレベル。
そして車のおもちゃに乗ったお姉ちゃん、弟以外も標的に。
他の子(うちの子ではない別な子)が並べて遊んでる大きなブロック(ひとつずつが、座れるぐらい大きなもの)に追突。
よけて進めばいいのに、ブロックをグイグイ押して進む。

「やめなさい!」と離れたベンチから一喝だけしたお母さん、でもやめないお姉ちゃん。
お母さんは静かに立ち上がり、荷物を持って弟に帰り支度を促す。
お姉ちゃんはあわてて、他の子のブロックの邪魔をやめる。
お母さんはもう腹を決めたのか、お姉ちゃんの方を向かずに出口へ。
お姉ちゃん、ギャン泣き。
5歳って言われてたお姉ちゃん、体格もそれなりによいけど、床に転がって大暴れしていました…。

この親子は初めてみかけたし、普段の様子なんて全然知らないので半分想像ではあるんだけど、お姉ちゃんの行動の多くは、お母さんへのネガティブ・ストロークなんだよね。

ここでいうストローク交流分析という心理学手法での用語だけど、育児に携わっている人だと聞いたことがあるのでは。…と思ったらあんまりまとまった解説がネットに転がってないな。そんなにメジャーじゃないのかな。
とりあえずこの辺をご参考に。

ストローク - 交流分析解体新書

 

お姉ちゃんは、弟に親を取られることをとても嫌がってるんじゃないかな。
たとえ弟とケンカして叱られる形でも、お母さんに相手をしてほしい。
もちろん自覚はないと思うけど。

もしそうだとしたら、お母さんがもう少し、お姉ちゃんの相手をしてあげたら、きっと諍いは少し減る。
そうすると今度弟くんが機嫌を損ねるかもしれないけど、二人だけで遊ばせて離れた部屋の隅からただ叱るよりはきっとよい。

そして叱る時も、もう少しやり方があるよね。
そのときにした悪いことは(たとえ上のようにネガティブ・ストロークだとしても)叱るべきだけど、公衆の面前で、普段の家でのよくない態度まで叱るのはちょっと適切ではない。

って偉そうに書いてみましたが、これ、外から客観的に見ているから、わかるんですよね。
ここまではしてないと思いたいけど、似たようなことをしてしまうことは、あるなあ。

うちだと特に下の子なんだけど、なんとなくいたずらをしてるときって、親やお姉ちゃんに構ってほしいときのことが多い。
でも普通に行為だけ叱ってしまう。
子どもは構ってもらえない=目的を達成できないから結局別ないたずらをして、また叱って…の繰り返し。
あとから考えると少し冷静になれて、わかるんだけど。

過剰に怒ってしまうのも同じ。
こっちも人間だし、特に仕事で疲れて帰ってきてたりすると、イライラしている。そのとき叱らなくていいことまで叱ってしまう。

ちなみに交流分析は大学でかじっただけですが、こういうネガティブ・ストロークに対しては「相手のペースに巻き込まれない」ことを方法としてあげています。詳細は割愛、というか忘れている。また勉強しなおしてみたいなあ。
アンガーマネジメントとかもそうなんだけど、一過性の知識だけじゃダメなんだよね。
わかっていても、実際に理想どおりやることは難しい。
どう行動に反映するか、目下の課題です。

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