おかあさんスイッチの使いかた(ローコストTOEICにトライ中)

ワーキングマザー生活も早、9年目?母スイッチ・妻スイッチ・会社員スイッチ、そして自分スイッチの使い方を日々考えてます。

伸び続ける子が育つお母さんの習慣(高濱正伸)を読みました

 花まる学習会の代表の方が書いた本。「勉強だけできる子」ではなく「メシが食える人」にという教育法に興味があったので読んでみました。

 


えーっと、先に書いておきたいことが。
この本は2012年に書かれているのですが、この著者はですね。
「男女観がなかなか前時代的」です。

「男はどーんと構えてダイナミックに遊んで、怒るときは震え上がるほど怖く」
「人間が本来もっている、オスとしての、メスとしての役割というものを子どもに示してあげてほしい」


…どう?(苦笑)
1959年生まれだし、仕方ないところもあるのだけど、現役指導者としてはもうちょっと現代についていっていただけないかなという気持ちが…
あるいは、花まる学習会に熱心に入れるような母親は、今でも前時代的な男女観の方が多かったりするのかな。

…しかし、ここで「やってらんねえ」と言うのはもったいなくて、納得できる、参考になることも沢山書いてあります。

あと、電子ゲームは全否定。「人生のムダ」だそうです。危険性はわかるし注意が必要なのは確かだけど、これもまあ、以下略。

以下では、この(個人的には)困った男女観はフィルターにかけながら、本書で印象に残ったところについて書きます。ちなみに、低学年向けのところを中心に読んでいるので、高学年以降は当てはまらないところもあるので注意。
自分の意見と分けるため、本文からの引用はにします。

彼の教育が目指すところは、
「自分で問題解決し、新しい道を切り開いていく総合的な力」=「メシが食える」人
これは非常に共感できます。

うちの長女8歳と息子4歳が仕事に就く10年以上先、そしてその後も続く社会人生活で、果たしてどんな仕事があるのかはわからない。
私自身、SEなんて子どもの頃知らなかった仕事についたもんなあ。

著者は「子どもの問題の背景には、必ず母親の心の不安定がある」ことから、母親に向けて講演会をする機会が多いのだとか。孤立する母親ひとりでの子育てに問題があるという考え自体は今は非常にポピュラーかなと思うので、ここでは割愛しまーす。夫=子どもの父親との関係含め、上手くいってないと感じる方は読んでみてくださーい。

「落ち着きがない、やかましい、何度言っても直らない」特に低学年男子に見られるこの特徴は、当たり前
オタマジャクシが水の中を気持ちよく泳ぎ回っているところに「なんで泳いでるの!」と怒鳴るようなもので無意味、とのこと。
息子4歳がまさにこれで。怒鳴るな、と言われてもこっちも無理だけど「当たり前なのだ」ということはやっぱり忘れちゃならないですねえ。
ちなみに解消法は「走らせればスッキリ!」
うん、それは知ってる。実感してる。でもまだ一人で走ってこさせるわけにはいかないのがなー。子どもがスッキリする代わりに親が消耗するよね。


・(低学年までの子どもは)好きなものに夢中になっているとき、とてつもない集中力を発揮する。自分からのめり込むようなイキイキとした遊び(ゲームやテーマパークなど受身ではなく、自分(たち)でいろいろ決める遊び)が大事。遊びつくした経験がある人は、大人になっても粘り強くやりつくす人が多い。
→普段、時間になると「一旦やめなさーい」ってつい言っちゃうことが多いな。土日も、なんだかんだ予定があると、同じことをずーっと熱中する機会ってそこまで作ってあげられてないかも。これは今後意識したいと思った。

「答えを導き出すことより「わかった!」という脳の快感が大事
問題の答えを言おうとすると「待って!言わないで!」と言う子の方が伸びる。
→なるほど。これ娘8歳は、クイズとかだと「待って!」になるけど、好きじゃない算数とかだとすぐ教えてもらいたがる(苦笑)つまり、好きなこと、興味があることで「わかった!」をもっと鍛えるといいんだね。

学校など集団生活の場は「もまれ」に行くところ。ケンカやもめごとを親が未然に防ぐのはもってのほか。家で話をしっかり聞いてあげて、共感してあげれば大丈夫(ただし高学年からは様子が変わってくる)
→これは基本的には同感。ただ「もまれる」ことだけ重視するわけにもいかないなというのが現実的なところなんだよね。親としては「もまれていい経験になる」より「尊敬できて、いい影響を与えてもらえる付き合いやすい友達」が多い方を望んでしまうところがあるかも。
世界で一番大好きな両親」がわかってくれるのが一番大事、というのは忘れないようにしよう(原文は両親じゃなくて「お母さん」だけど、少なくとも我が家はこれが正しい)

子どもだけで、異学年での外遊びができれば一番理想的
→これ、まさに学童だなと!民間だと外に出にくかったりするけど、それでも異学年でのかかわりって本当に大事だと思う。ありがたい。放課後普通に帰る子でも、同じマンションの子たち何人かで遊ぶような場合だと異学年で遊べたりするといい社会経験になるよね。
「みんなといると、なんか楽しいぞ!ケンカもするけど、仲直りだってできるんだ。勉強なんてやればできるよ」――こういう根拠のない自信のようなものをつけてあげるのが大事なのだとか。同感。

例によって長くなってきました。続くー。

 
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