伸び続ける子が育つお母さんの習慣(高濱正伸)を読みました(その3)
遅くなりましたが、前回の続きです。
・「相手が聞いたことに答える会話」
→これができていない家庭が多いと。確かに!何か質問すると、全然違う自分の言いたいこと言ってくる!
…社会人的にもわりと耳が痛い(苦笑)
親がリードして元の質問に答える癖をつけた方がいいとのこと。ごもっとも。
・会話の最後は必ず「よかったね」で終わらせること
→上に出てきたように、いい間違いを直させたり、もう一度質問して答えさせたりしたとき「○○って言葉を覚えてよかったね」と結ぶようなことをさします。叱ったときも「あなたのためを思って叱ったんだよ。いい勉強になったね、よかったね」…うーん若干例には無理がある気がするけど、ポジティブに終わらせることで、ものごとの良い面を見る傾向を育てるというのはいいよね。
・親が感じたことを言葉にすると「感じる心」は自然に育つ
→最近娘8歳の学級懇談会で先生が話していたことを思い出す。
「算数みたいに答えがはっきり決まっている問題は手を上げて答えてくれるけど、『どう思ったか、自由に発表して』と問いかけるとなかなか手があがらない」
感じたことを親が口に出していたら、子どももそうしていいんだなって思うだろうし、親が使った言葉はそのまま子どもが使える言葉になる。深いですねー。
・正しい子育てはない。もっと自分を信じていい
→子育て本を書いている著者がこういうのは「お前が言うんかーい」と若干アンビバレントな気もするけど、どんな子育てノウハウも「ただしその子による」をつけないといけないのは確か。
・忙しい親は、子どもと一対一でふれあう「しくみ」をつくる
→寝る前に一人ずつ抱きしめる。これは我が家もやっております。
他に、土曜の買い物はお姉ちゃんと、日曜日朝は弟と散歩、みたいに「スケジュール」にいれちゃうと自然にふれあうしくみができる。
こどもたちの送迎が夫なので、確かに一対一の時間は私は少ないかもな。娘8歳はピアノレッスン中は一対一だったけど、それもふれあいとはちょっと違ったし(ぶつかりあい?)
「心がけ」ようと思っても意外と作れない、というのは指摘どおり。
毎週入れるのは難しくても、ちょっと意識して入れていきたいな。
・大人がイキイキと楽しそうに生きる
→「人間は、人生に肯定的であれば必ず何かやりたがるもの」だから、まず大人が、ということ。
これは、簡単にはいかないけど、そうありたいなと思う。
これからの未来、子どもたちが関わる社会がどうなるのか、正直不安なことはいっぱい。
だからこそ、どんな境遇でも楽しさを見つけられることは、生きていく財産になるんじゃないかな。
大人が楽しいと思うことって、どうもいろいろお金がかかる。そんなことに使うより、子どもの教育費を確保するべきじゃないか…みたいに考えてしまうことは多い。
でも、日々の生活で楽しみがあるからこそ、嫌なことも頑張れたりする。
なんかもっと「大人はいいのだ」があってもいいのかも?